ボランティア団体「G-RISE日本」代表夏井辰徳さん こういう方がおられることを初めて知りました。

23日朝3時過ぎのたまたま付けたBS11チャンネルで、やっと届いた物資に、避難所になっている江名中学校の校長先生が涙ながらに届けてくれた方々にお礼を言い、最後は膝をついてお礼を言っている姿が印象的でした。ボランティアの方と被災者が心と心がつながって一つになる。このことが一番大切ですと代表の夏井辰徳さんは言われていました。
この団体はまず、被災地に飛び、現状を把握し今必要なものは何かを的確につかみ、それをのネットワークと連絡しあい、東京から現地に運んだようです。心打たれた番組でした。放射能風評被害はこれからだんだんと深刻になってくると思います。福島原発から20キロ内の屋内待機の方たちの食料が無くなることが心配です。一刻も早い、政府、自治体の対応が必要です。



 福島県南相馬市内の退避所に『G‐RISE 日本』(憚りながら支援・夏井辰徳代表)が、3月15日、救援物資(ペットボトル入り飲料水・10000本と毛布・3000枚)を届けたことが本誌の取材でわかった。

 同市の退避所は、大地震、大津波の被害に加え、放射能洩れが指摘される福島第一原子力発電所の30キロ圏内に位置することで、これまでまったく救援物資が届かず、“陸の孤島”状態になっていた。
 
 救援物資は、退避場所である市立石神第一小学校(退避者数・600人)、同石神第二小学校(同・1200人)、同石神中学校(同・900人)にそれぞれ配布された。

 桜井勝延同市市長は、被災以来、初めて届けられた救援物資に対して、こうコメントした。
「有難い。放射能汚染の風評が飛び交い、これまで一切の物資が届かなかった。水も底をつき、毛布も全然足りず、途方に暮れていただけに『G‐RISE 日本』の方々には心から感謝したい」

 また、家を失った避難民のひとりも、涙まじりの声で、感謝の言葉を語った。
「もうここで死ぬのかと諦めていたところに、わざわざ東京から来て戴いて、『神様・仏様・G‐RISE 日本様』です。ありがとう、ありがとう。今夜からは暖かく眠れます」
 
 家を失い、家族を失い、老後の安寧を失った彼らに一刻も早い国を挙げての援助の手が差しのべられることを願うとともに、今回の『G‐RISE 日本』の快挙に心からの拍手を贈りたい。【桂馬隆志】