喜多村 知さんの絵


「雨降る漁港」 1990 油彩 12号(喜多村知画集より)


「雨の千倉」 1989 水彩 53.5×36㎝(喜多村知画集より)


4月19日、宇部の菊川画廊に3回目の訪問です。上の2点の作品は今回展示されているのとは、違います。私の持っている画集の好きな作品を掲載しました。喜多村知(きたむらさとる)さんの絵にはいつも刺激を受けます。今回の菊川画廊の訪問の感銘は、オーナーの言葉「喜多村さんの絵には旋律が流れ続けている。」私は今まで音楽と絵を関係づけて鑑賞する体験はありませんでした。オーナーから云われてその水彩画を見ると、なるほど旋律が聞こえてくるような感じがします。初めての経験でした。線と線が絡み合い、淡い色彩が重なりあい、そこから微かな旋律が聞こえてきます。うまく言葉では表現しきりませんが、その漁港の絵に吸い込まれていきます。見ていて気持ちがいい。幸せになります。本物の水彩画(絵画)とはこれだなあ。