喜多村 知さんの絵を見に行ってきました

山口県山陽小野田市あざかみ美術館に喜多村知(きたむらさとる)さんの絵を見に行ってきました。一階は水彩画・デッサン、二階は油絵の展示です。一階はのびやかな力強い、線と色彩。絵を描く者として、絵を描いていく勇気と感動を与えてくれる、ひょっとしたら自分でも描けるのではないかと思わせる、一見荒々しく、一気に描かれたように見える水彩・デッサンです。でもあの線はなかなか引けるものではありません。二階の油絵は重厚で、かつ軽やかで、これこそ本物の絵だと感じさせる油絵作品です。10月に引き続き2回目の訪問ですが、何回見ても見飽きることがありません。オーナー曰く「こんな絵が私のところにあったのか」と思うほど、毎日見ても新しい発見があるそうです。
宇部の菊川画廊にも行ってきました。私は二回目の訪問でしたが、オーナーが気取らない、失礼な言い方かもしれませんが、商売気のない素敵な方で、私たちの為にわざわ喜多村知さんの絵を展示して待っていて下さり、何とも言えない渋い色彩のパリの風景画が私たちを出迎えてくれました。またサプライズで松田正平さんの20号か30号の裸婦の油絵、とにかく色彩・マチエールが何ともいえず美しい、バックの薄いピンクの美しさ、また4号のアケビの油絵に先生独特のの文人画風ののびやかな線、この上もないマチエールの美しさ。本当にいい物を見させていただいたなあと感謝、感謝です。あざかみ美術館、菊川画廊のオーナーありがとうございまた。ご一緒していただいた皆様ありがとうございました。